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 自然素材へのこだわり
1.自然素材への回帰
2.天然木材の癒し効果     (執筆中です)
3.長寿命住宅への取り組み  (執筆中です)
4.健康住宅への取り組み

1.自然素材への回帰
四季折々、高温多湿な夏と寒く乾いた冬を耐えなければならないのです。

古来より日本の建物は木で骨組みを作り、土で壁を塗り、紙(障子や襖)で間仕切りをしてきました。身近な天然素材を上手に活用していたのです。日本の気候風土には木や土壁、紙といった呼吸をする素材を用いた家が適しているということと、豊富な森林資源が身近にあったとためでしょう。時代が20世紀になり工業技術が進歩し、それまで使っていた素材の欠点を解決するために新しい素材が開発されました。

例えば天然の無垢の木材は調湿作用を行なうと同時に、ひび割れたり、少しねじれたり、伸びたり縮んだりします。その結果少々見栄えの良さに欠けることもあります。そういう自然素材の性質を知らない方が多くなり、工業化の波に乗って建材メーカーが伸び縮みのしない、割れない見栄えの良い工業製品いわゆる「新建材」をあれこれ開発したのです。高度成長期にはこれら見栄えが良く、施工が簡単で、大量生産できる新建材を使う事が当たり前になり、施工に手間が掛かり、品質にバラツキのある天然素材は敬遠されるようになりました。

こうして一般の日本の家は工業製品化していったのです。そこには健康とか安らぎという概念が希薄で日本の気候風土に合わないばかりか、有害な物質が揮発するような材料が多く使われました。これが健康被害を引き起こし、シックハウス症候群として社会問題となったことは皆さんもご存知でしょう。

時代は移り、食に対するニーズが、ただ空腹を満たすために食べるから、安全・健康・美味などを考えて食べるように変化しました。同様に住宅に対するニーズも「ただ雨風から家族を守る家」から「安心・健康・快適・長寿な家」に変わってきたといえるでしょう。

昔から使われてきた木・土・紙のような天然素材と、現代の科学技術により生み出された素材を上手に組み合わせて使えば、家も人も快適で健康を保つことができます。

やはり日本の住まいは木の家が一番だと思います。環境資源面・構造面・耐火性能面でも木というものは優れています。そして何と言っても木は人間に安らぎを与えます。

私たち人間には視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感があります。これらの感覚に天然素材が程よく刺激を与えます。

4.健康住宅への取り組み
ポイント1:下の防蟻防腐剤



床下に木炭液を塗った現場


木炭液を塗った土台

いわゆるシロアリ防除剤ですが、あなたの家の床下に散布された防蟻剤の成分をあなたはご存知ですか。私が防蟻剤で思い出すのは和歌山カレー事件です。ヒ素が混入されて尊い命が奪われたあの事件です。容疑者は元シロアリ駆除業者でしたからヒ素を自宅に持っていたという報道がありました。かつてシロアリ業者はヒ素を混ぜたものを散布して防虫効果を高めていたのです。その後ヒ素は使用禁止となりましたが、防虫効果を高めるために他の薬剤が使われました。彼らにしてみればシロアリを防除するために強力な薬品を使うことは正当な理由だったのでしょう。しかし、これらの薬剤による健康被害(シックハウス)が明らかになり、平成15年7月に通称シックハウス規制法が施行され、シロアリ駆除成分のクロロピリホスという化学物質が使用禁止となりました。ではこれで防蟻剤からの健康被害はなくなるのでしょうか?許されている薬剤は将来的に安心な物質なのでしょうか?

私は以前に防蟻処理後間もないお宅の床下点検で、大変息苦しくなる経験をしました。それから防蟻剤の安全性に疑問をもち、天然成分で防蟻防腐が出来ないか探しました。その時、木炭を液状化した材料「ヘルスコキュア」と出会いました。これはとても良い代物です。木炭液ですから健康面でも安心ですし、防蟻防腐効果だけではなく、炭の効用として知られている調湿効果、マイナスイオン発生効果も期待できるのです。

私たちは高気密住宅をお勧めしている立場上、床下に農薬を散布することは出来ないのです。低農薬や無農薬の野菜を好んで食べる時代に、農薬入りの空気を吸うことを許せますか?

ポイント2:垢の床板

無垢の木は縮む、反る、割れる、床鳴りしやすい、どれも本当ですね。だから建材メーカーが見栄えの良い、ツルツルピカピカの傷に強い床板を開発したのですね。それでも無垢材をお勧めするのには理由があります。

ヨチヨチ歩きの子供が無垢の床板でツルツル塗装がされていない所では上手に歩く練習が出来るのに、ツルツルの床板では立つのがやっとだったということがあります。子供の足って油っぽいというか湿っているんですよね。これは滑り止めのためなのでしょうが、水分も空気も吸わないようにツルツルに塗装された木の表面では、かえって滑ってしまうのです。足の裏の触覚の発達もメリットがあると思いませんか。


ポイント3:ビニールクロスを使わない



漆喰仕上げの壁

はっきり言ってビニールクロスは便利です。安い・きれい・汚れに強い・模様が豊富というメリットがあります。汚れたり、飽きたりしたら張り替えが容易なのも特徴ですね。しかし、ビニールクロスの最大の欠点は剥がしたら産業廃棄物となることです。剥がさないで重ねて張るということが出来ないのです。燃やすことは出来ませんから、埋め立てることになるでしょう。

多くのビニールクロスの主原料は塩化ビニールです。燃焼すると塩酸が発生します。土に埋めても分解されません。環境にとっては大変厄介なものなのです。安くてきれいで手軽なため、ビニールクロスを使いたいというお施主さんが多い事も事実なのです。私たちは家づくりに際して、ビニールクロスの使用を控えて頂くご説明をしています。その代わりに和紙やドイツの壁紙を張ること、または、漆喰や珪藻土などの塗壁をお勧めしております。元来日本の家は紙と土と木で仕上げていたのです。ビニールクロスは壁紙と呼ばれますがビニールなのです。

本当の壁紙(和紙・月桃紙・オガファーザーなど)はバリエーションに乏しいことは事実ですが、調湿効果があります。汚れたら剥がさずに上から重ね張りします、張子のように。廃棄物が出ないので環境に優しく、主原料は木材ですし、紙はいずれ土に還りますから循環型の天然素材なのです。また漆喰壁なども昔から愛用されてきました。漆喰は空気中の二酸化炭素と化学反応して硬化します。

そして壁紙以上に調湿効果があり、消臭効果にも優れています。最近有名になったホルムアルデヒドも吸着分解します。木・紙・土・布などは小さな無数の穴を持っているから呼吸します。そして音についても影響を与えるようです。これらの素材に反射した音は光と同様1/fのゆらぎという心地よい波長に変わるということです。このように健康的で環境に良い素材が身近にあるのですから、ビニールクロスをお勧めなど出来ないのです。

色柄が乏しい事から敬遠されることもありますが、逆にシンプルだから飽きがこない、カーテン等の装飾が映えるとも言えるのです。

ポイント4:多摩産の木材を使う
私たちは東京の多摩川流域で家づくりをしています。この多摩川の源流の青梅・奥多摩・五日市方面で産出される木材を多摩産材と呼びます。

日本は森林資源国なのですが林業は衰退しています。林業が衰退すると山林が荒廃し、水資源が不足したり、水質が悪化したりします。結局私たちの生活に影響があるのです。地元の木材を使用することで森林資源と水資源を守ることに貢献できれば、とても幸いなことです。そして地元の木を地元で使うならば運送に掛かる化石燃料を節約できます。これも環境的に良い事だと思います。

何よりも自分が生まれ育った、もしくはこれから住もうとしている地域の水と空気を吸って大きくなった木が自分の家の一部になって、また活き続けるなんてロマンがあると思いませんか?



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タイトル 『木の家が大好きな工務店2代目の本音』 

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