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![]() 床下に木炭液を塗った現場 |
![]() 木炭液を塗った土台 |
いわゆるシロアリ防除剤ですが、あなたの家の床下に散布された防蟻剤の成分をあなたはご存知ですか。私が防蟻剤で思い出すのは和歌山カレー事件です。ヒ素が混入されて尊い命が奪われたあの事件です。容疑者は元シロアリ駆除業者でしたからヒ素を自宅に持っていたという報道がありました。かつてシロアリ業者はヒ素を混ぜたものを散布して防虫効果を高めていたのです。その後ヒ素は使用禁止となりましたが、防虫効果を高めるために他の薬剤が使われました。彼らにしてみればシロアリを防除するために強力な薬品を使うことは正当な理由だったのでしょう。しかし、これらの薬剤による健康被害(シックハウス)が明らかになり、平成15年7月に通称シックハウス規制法が施行され、シロアリ駆除成分のクロロピリホスという化学物質が使用禁止となりました。ではこれで防蟻剤からの健康被害はなくなるのでしょうか?許されている薬剤は将来的に安心な物質なのでしょうか?
私は以前に防蟻処理後間もないお宅の床下点検で、大変息苦しくなる経験をしました。それから防蟻剤の安全性に疑問をもち、天然成分で防蟻防腐が出来ないか探しました。その時、木炭を液状化した材料「ヘルスコキュア」と出会いました。これはとても良い代物です。木炭液ですから健康面でも安心ですし、防蟻防腐効果だけではなく、炭の効用として知られている調湿効果、マイナスイオン発生効果も期待できるのです。
私たちは高気密住宅をお勧めしている立場上、床下に農薬を散布することは出来ないのです。低農薬や無農薬の野菜を好んで食べる時代に、農薬入りの空気を吸うことを許せますか?
ポイント2:無垢の床板
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無垢の木は縮む、反る、割れる、床鳴りしやすい、どれも本当ですね。だから建材メーカーが見栄えの良い、ツルツルピカピカの傷に強い床板を開発したのですね。それでも無垢材をお勧めするのには理由があります。
ヨチヨチ歩きの子供が無垢の床板でツルツル塗装がされていない所では上手に歩く練習が出来るのに、ツルツルの床板では立つのがやっとだったということがあります。子供の足って油っぽいというか湿っているんですよね。これは滑り止めのためなのでしょうが、水分も空気も吸わないようにツルツルに塗装された木の表面では、かえって滑ってしまうのです。足の裏の触覚の発達もメリットがあると思いませんか。
ポイント3:ビニールクロスを使わない
![]() 漆喰仕上げの壁 |
はっきり言ってビニールクロスは便利です。安い・きれい・汚れに強い・模様が豊富というメリットがあります。汚れたり、飽きたりしたら張り替えが容易なのも特徴ですね。しかし、ビニールクロスの最大の欠点は剥がしたら産業廃棄物となることです。剥がさないで重ねて張るということが出来ないのです。燃やすことは出来ませんから、埋め立てることになるでしょう。
多くのビニールクロスの主原料は塩化ビニールです。燃焼すると塩酸が発生します。土に埋めても分解されません。環境にとっては大変厄介なものなのです。安くてきれいで手軽なため、ビニールクロスを使いたいというお施主さんが多い事も事実なのです。私たちは家づくりに際して、ビニールクロスの使用を控えて頂くご説明をしています。その代わりに和紙やドイツの壁紙を張ること、または、漆喰や珪藻土などの塗壁をお勧めしております。元来日本の家は紙と土と木で仕上げていたのです。ビニールクロスは壁紙と呼ばれますがビニールなのです。
本当の壁紙(和紙・月桃紙・オガファーザーなど)はバリエーションに乏しいことは事実ですが、調湿効果があります。汚れたら剥がさずに上から重ね張りします、張子のように。廃棄物が出ないので環境に優しく、主原料は木材ですし、紙はいずれ土に還りますから循環型の天然素材なのです。また漆喰壁なども昔から愛用されてきました。漆喰は空気中の二酸化炭素と化学反応して硬化します。
そして壁紙以上に調湿効果があり、消臭効果にも優れています。最近有名になったホルムアルデヒドも吸着分解します。木・紙・土・布などは小さな無数の穴を持っているから呼吸します。そして音についても影響を与えるようです。これらの素材に反射した音は光と同様1/fのゆらぎという心地よい波長に変わるということです。このように健康的で環境に良い素材が身近にあるのですから、ビニールクロスをお勧めなど出来ないのです。
色柄が乏しい事から敬遠されることもありますが、逆にシンプルだから飽きがこない、カーテン等の装飾が映えるとも言えるのです。
ポイント4:多摩産の木材を使う
私たちは東京の多摩川流域で家づくりをしています。この多摩川の源流の青梅・奥多摩・五日市方面で産出される木材を多摩産材と呼びます。
日本は森林資源国なのですが林業は衰退しています。林業が衰退すると山林が荒廃し、水資源が不足したり、水質が悪化したりします。結局私たちの生活に影響があるのです。地元の木材を使用することで森林資源と水資源を守ることに貢献できれば、とても幸いなことです。そして地元の木を地元で使うならば運送に掛かる化石燃料を節約できます。これも環境的に良い事だと思います。
何よりも自分が生まれ育った、もしくはこれから住もうとしている地域の水と空気を吸って大きくなった木が自分の家の一部になって、また活き続けるなんてロマンがあると思いませんか?
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