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【リノベーション】中古物件の購入を決める前に相談すべき専門家を知っていますか？2019.08.19
こんにちは。
八王子市・日野市を中心に安心して長く暮らせる住宅リフォームを
提案している新井建設、 一級建築士の新井与四和（あらいよしわ） です。
「この物件、築年数が古いけど、耐久性は大丈夫かな？」
「この物件で本当に思い通りのリノベーションができるかな」
中古物件を購入してリノベーションして住む場合、こんな不安が頭をよぎります。
不動産会社の営業担当は「思い通りにリノベできますよ」と言うと思いますが、建築の専門家ではありません。実際に工事に入ってから思い通りの間取りにできないと言われるというケースも。
中古物件を購入する前に、誰かに相談できたらいいと思いませんか？
今回は、中古物件を購入する際に相談できる専門家について、ご紹介します。
中古物件購入の課題
中古物件購入をする際、どんな課題があるのかを知っておきましょう。
建物の内部の劣化
まず誰でも思い浮かべるのが、建物自体の劣化です。表面的には綺麗にできても、内部に使われている建材や水道管などは経年劣化しています。
でも、どのくらい劣化しているかは、建物によって千差万別。外側からはもちろん、もし見ることができたとしても劣化程度の判断は素人にはできません。
そのため、建物内部の劣化を判断できる専門家が必要なのです。
新耐震か旧耐震か
最近は地震で倒壊する建物のニュースをたびたび見かけます。築20年以上の住宅は現在の新耐震基準法が定められる前の旧耐震基準法で建てられたもので、地震に弱いという特徴があります。
新耐震基準法は震度5程度の揺れでも倒壊しないことが義務付けられています。今各地では震度5程度の地震が起こっていて、いつ自分の身に降り注ぐかわからないですよね。安心して暮らすためにも、いつの耐震基準で建てられたかは把握すべきポイント。
新耐震基準法は1981年6月1日に施行されたので、1981年5月31日以前に建築確認申請が行われた住宅は補強工事が必要です。
確認申請とは役所に届け出る手続きのことで、1981年6月1日に建物が完成しても申請がそれ以前ならば、旧耐震基準法で建てられたことになります。
もし補強工事をするとしたら、いくら必要になるかなどは、建築とお金、両方の知識を持つ専門家が必要です。
中古物件を買う際に相談できる専門家
中古物件を買う際に頼りになる専門家は、以下のような人たちです。
・ホームインスペクター
・一級建築士
・住宅ローンアドバイザー
なんとなく名前は聞いたことがあっても、実際どんなことをするのかはわからない方もいると思います。ひとつずつ説明していきますね。
ホームインスペクター
ホームインスペクター（住宅診断士）とは、ホームインスペクションの専門家です。ホームインスペクションとは、第三者機関による検査制度のこと。
第三者機関は、売り手とは利害関係のない第三者の立場で、国土交通大臣から認可された機関です。住宅診断士などの有資格者が、建物の劣化や破損箇所などを公正に判断します。
ですが、ホームインスペクターは講習や簡単な試験を受けるだけでもなれるもの。例えば住宅販売の営業なども持っている場合がありますが、資格があるからといって知識や経験が豊富とは限りません。
住宅を販売する会社でホームインスペクターを謳っている場合は、最低でも建築士の資格を持ち合わせていることを確認しましょう。
一級建築士
一級建築士は、住宅に限らず学校や施設など、どんな建物でも扱うことができる、いわば建築物のエキスパート。
一級建築士というと、建築の設計をする人というイメージを持つ方も多いと思いますが、設計業務のほか工事監理業務や、第三者機関として住宅診断を行うことができます。
先述したホームインスペクターは民間の資格（ひどい場合は無資格も）ですが、一級建築士は国家資格。それゆえ一級建築士のいる建築会社やリフォーム会社は安心です。
住宅ローンアドバイザー
住宅ローンアドバイザーとは、お客様が最適な住宅ローンが組めるように、公正な立場からリスクや情報などをアドバイスする有資格者です。
住宅ローンは実にたくさんの種類がありますが、数千種類と言われる商品の中から自分で選ぶのは至難の業。返済にも大きく関わってくるため、自分に本当にあった商品を選びたいものです。
住宅ローンアドバイザーは、住宅ローンに特化したスペシャリスト。相談者の家計状況などを考慮しながら、商品内容やローンの仕組みなどを分かりやすく説明してくれます。」
中古物件は専門家に相談して安心のご購入を！
中古物件は新築に比べて安いとはいっても、数百万円もする大きな買い物です。
建物の内部の老朽化の判断や、その間取りで思い通りのリノベーションが可能か、
住宅ローンのプランなど、様々な不安がつきものですよね。
中古物件を購入する際におすすめの専門家は、以下の通りです。
・ホームインスペクター
・一級建築士
・住宅ローンアドバイザー
様々な住宅の専門家にアドバイスを受けることで、安心して中古物件を手に入れることができます。
