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中古マンションをリフォームして暮らす|中古物件を内覧する際の注意点2019.08.29
こんにちは。
八王子市・日野市を中心に安心して長く暮らせる住宅リフォームを
提案している新井建設、 一級建築士の新井与四和(あらいよしわ) です。
思い通りの内装にして住むには、新築分譲マンションよりも、中古マンションを購入するのがおすすめです。
リフォーム前提で中古マンションを探す際、複数の候補物件を内覧すると思いますが、
内覧する際にはチェックすべき項目があります。
チェック項目をきちんと抑えることが、住み始めてから後悔しないコツ。
そこで、今回はリフォーム前提の中古マンションを内覧する際の注意点をご紹介します。
中古マンションを内覧するときにチェックすべき点
中古マンションを内覧する際、受ける印象も大切ですが、
事前にチェックシートなどを作り、チェックしながら回ることをおすすめします。
チェックする項目は、以下の9つです。
1.周囲の様子
周囲の様子は一度訪れただけではなかなか把握することができません。
もし売り主が在居中の場合には、実際に聞くのが1番です。
・周囲の様子
周囲に変な人がいないか、住民トラブルはないか、住んでいて困ったことはないかなど。
・音
近隣の騒音がないか、逆に近隣から生活音の苦情が来たことはあるかなど。
・臭い
近隣から気になる臭いなどはないか、季節によって発生する臭いはないかなど。
2.エントランス
エントランスはいわば建物全体の玄関です。掃除が行き届いているかどうかはもちろん、
集合ポストに詰め込まれたままの場所がないか、掲示板はキレイか、
管理人の所在が来客にも分かるようになっているかなどをチェックしましょう。
3.エレベーター
エレベーター内はキレイか、落書きなどされていないか、
ペット可のマンションの場合は臭いがこもっていないかなども重要です。
4.共有廊下
キレイに清掃されているか、私物の放置がなく避難経路が確保できているか、
薄暗くないかなども忘れずに観察しましょう。切れている電球が放置されていないかもチェックしてみてください。
5.ゴミ置き場
しっかりと清掃され管理されているか、分別しやすくなっているかを確認しましょう。
きれいに使われているかどうかで、住人の美意識やルールを守る意識の高さもチェックもできます。
6.駐輪スペースと駐車場
駐輪場は、充分なスペースがあるかどうかを見ましょう。
まれに自転車が溢れているマンションなどもあります。
また、駐車場は止まっている車種を見れば、暮らしている人の層が予測できます。
7.植栽
マンションの前面や周りを囲む植栽の手入れは行き届いているか。
枯れたり伸び放題になったりしている植物があると、管理の手が行き届いていない可能性があります。
8.外壁
外壁にヒビが入っていないか、サビや汚れ・劣化が目立つ部分がないかを確認しましょう。
中古マンション選びは管理組合もチェック!
マンションは管理がとても重要です。特に管理組合は、住人の自己管理意識の高さが反映されます。
内覧時にもし余裕があれば、管理組合がしっかり機能しているかも聞いてみましょう。
修繕費と積立金
建物の劣化が激しいのに修繕費の積立残高が少ない、
大規模修繕を行っていないのに積立残高が少ない等の場合、きちんと管理されていない場合があります。
修繕費の積み立ては、然るべき場所とタイミングで使われることが目的です。
でも、使われていない・使われる予定がないのに残金が少なければ、管理意識が低いか、
適切な管理が行われていない可能性があるのです。
また、管理会社に依頼している場合でも、残高に注目してみると不透明な管理の運営がされているかどうかが分かります。
管理規約
気になる物件は、できれば管理規約のコピーを貰いましょう。
管理規約は難しいことがびっしりと書かれている場合が多く、読むのが面倒ですよね。
でも、全住人との約束事、管理組合との約束事、ペットや共有部分などに関してなど
重要なことが記載されており、自分が住むことになった場合を想像できます。
議事録
議事録は、管理組合で適切な話し合いが行われているか、どんなことが問題や課題になっているかを知ることができます。
リフォーム前提で購入するならリフォーム前の物件
中古物件は、リフォームされていると一見きれいに見えますが、
壁紙の処理が甘い・ドアを一部塗り直されているだけなど、ずさんな場合もあります。
にもかかわらず、リフォーム代が販売価格に上乗せされているケースがあるのです。
また、自分の思い通りの内装にするには、リフォーム済みでは手を入れる場所が限られてしまいます。
どうせリフォームするのですから、中古マンションを購入する際にはリフォーム済ではなく、
リフォームできる状態のものを選びましょう。その方が価格もグンと抑えられます。
中古マンションの内覧は、事前にチェックリストを作成して!
リフォーム前提の中古マンションを内覧する際には、以下の項目のチェックリストを作成してから臨むのが効果的です。
1. 周囲の様子
2. エントランス
3. エレベーター
4. 共有廊下
5. ゴミ置き場
6. 駐輪スペースと駐車場
7. 植栽
8. 外壁
さらに、管理組合の状況も把握すれば、良い中古マンションを見つけやすくなりますよ。